サイトを公開したときに必ずやっておくべきSEO対策
せっかく公開したサイトがネットの海に埋もれないよう、みんなに見つけてもらうためのSEO対策いろいろ
はじめに
せっかく公開したサイトが誰の目にも止まらないなんて寂しいですよね。でもインターネットの世界は限りなく広く、しっかりと対策をしておかなければ、当然誰にも見つけてもらえません。
今回の記事ではすぐにやるべきSEO対策をピックアップしてますので、まだ対策出来ていない項目についてはすぐに実施することをおすすめします。
そもそもSEO対策って何?
「SEO」の意味は?
「Search Engine Optimization」の略語で、直訳すると「検索エンジン最適化」になります。言葉にしても分かりにくいですね。ようは自分のサイトを検索結果の上位に持ってくるための設定や構成をSEOと呼び、そういうテクニックを総称してSEO対策と呼んでいるみたいです。
対策したらどうなるの?
上述したように検索結果の上位に出て来るようになり、つまりたくさんの人に見られやすくなります。逆に対策を何もしなければどれだけ探しても自分のサイトが出て来ません。
どんなことをするの?
詳しくは後述しますが、検索エンジンにヒットしやすいようにサイトを最適化していきます。現在日本国内ではGoogle検索かYahoo!検索が圧倒的に多く、そのシェアは2つを合わせて95%以上となります。そして、Yahoo!はGoogleの検索エンジンを採用しています。
つまり、Googleの検索エンジンに合わせた最適化をすることにより95%以上のユーザーからヒットしやすいサイトになります。今回のSEO対策ではこれをやります。
実施すべきSEO対策まとめ
「SEO対策=Google検索エンジン対策」まではわかってもらえたと思います。では次にどのような対策があるかを見ていきましょう。
その1. headタグ
まずはHTMLのheadタグ内に対策を施していきます。
titleタグ
<head>
<title>ページのタイトル</title>
</head>
description
<head>
<meta name=”description” content=”ここはこんなページだよ”>
</head>
ogpタグを設置
<head>
<meta property="og:title" content="ページのタイトル" />
<meta property="og:type" content="website or blog or article" />
<meta property="og:description" content="ここはこんなページだよ" />
<meta property="og:url" content="このページのURL" />
<meta property="og:site_name" content="このサイトの名前" />
<meta property="og:image" content="サムネイル画像のURL" />
</head>
og:title
ページのタイトルを設定します。
一般的には<title>
で設定した文言と同じものを設定することが多いです。
og:type
ページの種類を設定します。
website
、blog
、article
、profile
から選択出来ます。
基本はそのサイトの性質によってwebsite
かblog
かを選択すれば良いですが、サイト内の記事ページではarticle
、プロフィールページではprofile
を選択します。
og:description
ページの概要を設定します。
一般的には<meta name=”description”>
で設定した文言と同じものを設定することが多いです。
og:url
ページのURLを設定します。
og:site_name
サイトの名前を設定します。
og:image
ページのサムネイル画像のURLを設定します。
その2. 常時SSL化
httpsとはすべての通信を暗号化する通信方式のことでhttpと比べセキュリティに優れています。
セキュリティ面に強くなるということはサイトの信用度を上げることに繋がり、ひいては良質なサイトである判断材料として扱われます。
その3. サイトマップを登録
その前に
突然ですが、SEO対策は大きく分けて2つに分類出来ます。
- Googleに良質と判断されるための対策
- Googleにサイトを見つけてもらうための対策
これまでにやってきた対策はすべて前者になります。
そして、これから行うのが後者になり最も重要な作業でもあります。そのため、本題に入る前に少し周辺知識としてGoogleの検索エンジンによる検索順位はどのように決まるかについて簡単に説明してみたいと思います。
【Googleが検索順位を決めるまで】
1). まずはクローラーと呼ばれる情報収集用のプログラムを巡回させてあらゆるサイトを訪れます。
2). そしてサイトを発見してはデータベースに登録(インデックス)していきます。
3). さいごにそのサイトをいろいろな基準で評価し、検索順序を決めます。
つまり、Googleのデータベースにインデックスされないことにはやはり誰からも見つけてもらえないのです。
そのため、サイトを公開したら何よりもインデックスされることが重要になってきます。その為の工程をこれからやっていきます。
サイトマップ作成
前置きが長くなりましたが、この工程ではGoogleに優先的にインデックスされるためのサイトマップの登録方法を説明します。
まずは登録するサイトマップを作成します。Nuxt.jsで開発中の方はこちらの記事に作成方法が書いてますのでご覧ください。その他の環境ですと作り方はその環境により異なりますので、自身の環境に合った作成方法を行ってください。とりあえずという方は「サイトマップ 自動生成」とかで検索してもらえればブラウザ上で行える自動生成ツールなんかも出てきます。
サイトマップの登録
続いて作成したサイトマップを登録します。
登録はGoogle Search Consoleで行います。Googleアカウントが必要になりますので、まだ登録していない方は登録してから作業を進めてください。
まずは自分のサイトをプロパティに追加します。
ここで取得したgoogle-site-verification=xxxx
の部分をコピーし、自分が使っているホスティングサービスのDNSレコードに追加します。僕の場合はNetlifyで下図のような設定となっております。
DNSレコードを追加したら再びGoogle Search Consoleに戻って、「確認」ボタンを押します。
すぐには反映されないため、最初は下図のようにエラーとなるかと思います。
何度か挑戦しているとそのうち正常に確認が取れます。僕の場合はたしか15分前後かかりました。
ここまで終えると、あと一歩です。サイトマップの登録を実際に行っていきます。
実際にサイトマップを置いているURLを設定し「送信」ボタンを押します。
以上になります。
ステータスが「成功」になっていれば正常にサイトマップが登録されたことになります。
一通り対策を終えたら
お疲れ様でした。
ここまで来たらゴールは目前です。
あっ、ゴールじゃないんだ
あとひとつだけやることが残っています。それが「Audits」と呼ばれるGoogleの採点ツールでサイトを採点してもらうことです。早速ですがChromeで公開したサイトを開いてみてください。
次に開発者ツールの「Audits」のタブを開いて、「Run audits」を押して採点を開始します。
採点が終わるといろいろな項目の点数が表示されますが、今は「SEO」項目の点数に注目しましょう。
もし100点に満たない場合は減点された項目が確認できるので、それを元に100点を目指しましょう。
さいごに
100点は取れたでしょうか?なかなかやることが多く疲弊しているかと思いますが、SEO対策はやればやるほど効果が現れます。ここまで実りやすい努力もそうないので、この記事で書いてあることぐらいは最低限やっておいた方が良いかと思います。とは言えせっかく見つけてもらっても、TitleやDescriptionに魅力がないとスルーされてしまうし、記事自体に魅力がないとやはり同じ結果です。僕もまだまだ試行錯誤中ですが、お互い魅力あるサイトに仕上げるべく頑張っていきましょう!それでは今回はこのへんで。ではでは。